群馬県 2050年の人口推計 2割以上減152万人余に

少子高齢化が進む中、群馬県の人口は27年後の2050年には2割以上減って、152万人あまりとなり、65歳以上の高齢者が4割を占めるようになるという推計を国の研究所が示しました。

国立社会保障・人口問題研究所は国勢調査をもとに5年ごとに将来の人口を推計していて、2020年の調査に基づいた結果が公表されました。
それによりますと、群馬県の人口は2020年にはおよそ194万人でしたが、27年後の2050年にはおよそ42万人、割合にすると2割以上減って152万1000人になると推計しています。
国勢調査によりますと、群馬県の人口は2000年の202万人あまりをピークに減少が続いていて、今回の推計では2000年からの50年間で人口がおよそ4分の3に減ることになります。
年齢別でみると、▽14歳以下の人口は8万7000人減り、14万人に、▽15歳から64歳までの人口は35万6000人減り、77万2000人になると見込んでいます。
一方、▽65歳以上の高齢者の人口は2万4000人増え、60万9000人になり、2050年には人口の4割を占めるようになると推計されていて、少子高齢化の傾向がいっそう深刻化する見通しです。