富岡製糸場 市民同伴で訪れた市外の人無料に 新キャンペーン

世界遺産の登録から来年で10年となる富岡製糸場は、入場者数の低迷が続くなかで、市民と一緒に訪れた市外の人を無料にする新たなキャンペーンを来月行うことになりました。

富岡製糸場の入場者数は昨年度およそ31万人と、登録された2014年度の4分の1ほどにとどまっています。
来年は6月に世界遺産の登録から10年を迎えるなかで、製糸場の価値や魅力を再認識してもらおうと、製糸場を運営する市は、市民と一緒に訪れた市外からの人の入場料を無料にする新たなキャンペーンを来月1日から1か月間、初めて行うことになりました。
市民の入場料はこれまでも無料でしたが、期間中は、市民1人につき市外の1人が無料になります。
入場者数が例年少ない1月に、正月休みなどで帰省した市外の人を呼び込むことがねらいだということで、富岡市の富岡製糸場課は「ここ数年で施設の整備や補修が進み、見学できる範囲も広がっている。世界遺産登録から10年の節目に改めて、市内外の多くの人に魅力を感じてもらいたい」と話しています。