JRと県警 踏切事故防止でキャンペーン 前橋

踏切での事故をなくそうと、JRと群馬県警が「踏切事故0キャンペーン」と銘打ち、トラブルが起きた時の具体的な対処のしかたなどについて前橋市で呼びかけを行いました。

「踏切事故0キャンペーン」は、JR東日本高崎支社と群馬県警が「冬の県民交通安全運動」の期間中の今月8日に前橋市の総合交通センターで行いました。
JRの職員や警察官などおよそ30人が参加し、免許の更新などに訪れた人たちにチラシを配ったほか、踏切を精巧に模した装置を体験できるコーナーでは、閉じ込められた場合、バーを前に倒せば簡単に出られることや、トラブルを見かけた場合には、非常ボタンを押して危険を知らせることなどを呼びかけていました。
JR東日本高崎支社によりますと、ことし管内で起きた踏切での事故は7件で、県内でも2月に安中市の踏切で電車と乗用車が衝突して、電車に乗っていた1人がけがをしました。
踏切の装置を体験した70代の男性は「非常に勉強になったので妻たちにも伝えたい」と話していました。
JR前橋駅の人見紀彦駅長は「踏切事故は大きな被害や運行の乱れにもつながる。今回の呼びかけが正しい対処のしかたや落ち着いた行動を促すきっかけになれば」と話していました。