群馬 太田 耕作放棄地で栽培のみかん 園児約500人が収穫

太田市で、耕作放棄地を活用して栽培しているみかんを、8日、地元のおよそ500人の子どもたちが収穫して味わう催しが開かれました。

太田市菅塩町では、養蚕業の衰退で耕作放棄地となったおよそ1.2ヘクタールの傾斜地で、20年ほど前から地元の人たちがボランティアで、みかんを栽培しています。
8日は市内の幼稚園やこども園の園児およそ500人が、2か所に分かれて収穫を体験しました。
子どもたちは、先生と一緒に色づいた実を選んでハサミを使って丁寧に枝からもぎ取り、その場で皮をむいて旬を迎えたみかんをおいしそうに味わっていました。
5歳の女の子は「すっぱくておいしかったです。持ち帰って家族みんなで食べたい」と話していました。
みかんを栽培している団体の会長の羽鳥勝太郎さんは「地域住民が協力して育ててきたみかんを、子どもたちが楽しみながら収穫してくれてうれしい。今後は、太田市の園児全員に来てもらえるように規模を広げていきたい」と話していました。