群馬 伊勢崎 冬の味覚“ちぢみほうれんそう” 収穫始まる

葉が縮んでいて厚みがあるのが特徴の「ちぢみほうれんそう」の収穫が、伊勢崎市で始まり、農家が出荷作業に追われています。

ちぢみほうれんそうは、寒さで縮んだ厚みのある葉が特徴で、甘みが強く、ビタミンやミネラルなどが豊富な冬の味覚です。
伊勢崎市はおよそ100軒の農家が栽培する県内有数の産地で、このうち須永武久さん(79)の1ヘクタールほどの畑では、先月末から収穫が行われています。
須永さんは「特定技能」の資格がある4人のフィリピン人と収穫を行っていて、6日も、青々と育ったちぢみほうれんそうを鎌を使って根元から次々と切り落としていました。
そして須永さんの自宅の裏にある作業場で、ちぢみほうれんそうを均等の量に分けて手際よく袋に詰めていました。
須永さんは「気温が高い日が続き心配だったが、寒暖差のおかげで無事、糖度が上がり、よい品質となりました。ごまあえやベーコンとの炒め物がおすすめなので、ぜひ味わってほしい」と話していました。
伊勢崎市内でのちぢみほうれんそうの収穫は、来年2月いっぱいまで続くということです。