横断歩道で車の一時停止 群馬では41%余 全国平均下回る

信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしたときに一時停止した車の割合は、群馬県内では41%余りで去年から10ポイント改善したものの、全国平均を4ポイント下回ったことが、JAF=日本自動車連盟の調査でわかりました。

この調査はJAFが毎年、全国で行っていて、群馬県内ではことし8月から9月にかけて2か所の信号機がない横断歩道で実施しました。
その結果、歩行者が横断歩道を渡ろうとした際の車が一時停止した割合は41.1%で、去年の調査より、10ポイント改善しました。
関東地方の中では、栃木県に次いで2番目に高かったものの、全国の平均と比べると4ポイント下回っています。
道路交通法では、横断歩道を渡ろうとする人がいるとき、一時停止することをドライバーに義務づけていて、違反した場合は3か月以下の懲役、または5万円以下の罰金が科されます。
JAF群馬支部は「改善したものの、およそ6割のドライバーは停止していない。横断歩道は歩行者優先なので標識などで事前に認識し、渡ろうとする人がいる場合は必ず停止してほしい」とコメントしています。