マイナンバーのひも付けの誤り 障害者手帳のひも付けで57件

全国でマイナンバーのひも付けの誤りが相次いだことを受けて、群馬県が総点検を行った結果、県内では、障害者手帳のひも付けで57件の誤りが確認されました。
これまでに個人が特定できる情報の流出はなかったとしています。

マイナンバーカードをめぐっては別人の情報がひも付けられるなどのトラブルが全国で相次ぎ、県は、国の通知に基づき、ことし10月から総点検を行っていました。
県が対象となる10万件あまりの情報を確認した結果、「身体障害者手帳」で29件、「療育手帳」で8件、「精神障害者保健福祉手帳」で20件、あわせて57件でひも付けに誤りがあることが確認されました。
県によりますと、原因として申請書の記載ミスや、自治体窓口でのチェックミス、県が手帳を発行する際の入力ミスなどが考えられるということです。
別人の情報がひも付けられていた人は、マイナポータル上で本人以外の情報が閲覧できる状況でしたが、特定の個人を識別できる情報はなく、これまでに個人が特定できる情報の流出はなかったとしています。
誤ったひも付けの情報はすでに閲覧できないように設定しているということで、県障害政策課は「再発防止のため、本人確認や複数人での情報のチェックなどを徹底していきたい」としています。