群馬県 去年分の政治資金収支報告書 収入過去2番目の少なさ

県内にある政治団体の去年分の政治資金収支報告書が公表され、すべての団体の収入は合わせて15億円余りと、おととしより8000万円余り減り、過去2番目に少なくなりました。

県選挙管理委員会は29日、県内にある政党支部など1005の政治団体が提出した去年の政治資金収支報告書を公表しました。
それによりますと、すべての団体が集めた寄付などの収入は合わせて15億5600万円で、おととしより8200万円減り、記録が残る昭和59年以降で最も少なかった3年前に次いで過去2番目の少なさとなりました。
政党別の収入は自民党が最も多く、6億9820万円余り、次いで共産党が2億9400万円余り、公明党が3760万円余り、立憲民主党が3710万円余り、国民民主党が1400万円、日本維新の会が1200万円余り、社民党が570万円余り、参政党が550万円余りとなっています。
県選挙管理委員会は「収支ともに減少傾向にある中で、おととしは衆議院議員選挙があったため増加に転じたものの、去年は再び減少傾向に戻ったとみられる」と分析しています。
また、政治資金パーティーを開いたのは14団体で前の年より3団体多く、収入も1億6600万円と、おととしより9800万円多くなり、2.4倍余りになりました。
政治資金収支報告書は29日から県選挙管理委員会のホームページで見ることができるほか、県庁でも閲覧できます。