前橋市 受験前にインフルエンザの予防接種を 費用補助へ

県内でインフルエンザが流行する中、前橋市は、市内に住む受験生を対象に、予防接種の費用を1人あたり一律3000円補助することを決めました。

前橋市では11月19日までの1週間で、インフルエンザの患者数が1医療機関あたりの平均で26.62人にのぼり、国が定める警報発令の目安となる「30人」に近づいています。
前橋市は、受験生に万全の体調で試験に臨んでもらうため、市内に住む中学と高校の3年生合わせておよそ5900人を対象に、季節性インフルエンザの予防接種を受けた場合、費用の補助として一律で3000円を給付することを決めました。
前橋市では、受験生は来年1月末まで予防接種を受けることができ、給付金の申請の受け付けは、来年1月からインターネット上の「ぐんま電子申請受付システム」を通じて始める予定だということです。
市は12月から順次、申請の具体的なやり方などを説明するはがきを対象者の自宅に送るなどして周知を図ることにしています。
前橋市の山本市長は「受験生には予防接種を受けてもらい、インフルエンザにかからず受験を迎えてほしい」と話していました。