群馬県が開発したニジマス“ハコスチ”釣り楽しむ 沼田

県が釣り用に開発した「ハコスチ」と呼ばれるニジマスを釣り上げる体験イベントが沼田市で開かれ、愛好家たちがさおを通じて伝わる独特の強い引きを楽しみました。

ハコスチは、県の水産試験場が山間地に釣り客を呼び込もうと、7年前に2種類のニジマスをかけ合わせて開発した魚で、釣った際の強い引きが特徴です。
21日、沼田市にある管理釣り場で開かれたイベントでは、300匹ほどのハコスチが用意され、関係者の合図とともに一斉に放流されました。
そして、参加したおよそ30人の釣りの愛好家が次々とルアーを投げ入れていき、さおを持って行かれそうになるほどの強い引きを楽しんでいました。
参加した50代の男性は「想像以上にパワーがあってびっくりしました。いつもと違う釣りに興奮しています。次にイベントがある時も参加したいです」と話していました。
県蚕糸園芸課水産係の神澤裕平係長は「イベントを通じて、ハコスチの魅力の1つである引きの強さなどを堪能してもらえたと思う。今後はより多くの釣り人に満足してもらえるよう、さらに生産量を増やしていきたい」と話していました。