桐生で発見2種類の鉱物 国際団体「新種」承認 市内で展示

桐生市内で見つかった2種類の鉱物が国際団体から「新種」と承認され、それぞれ「桐生石」と「群馬石」と命名されました。
県内で新種の鉱物が確認されたのは37年ぶりだということで、桐生市内で今月末まで展示が行われています。

新種と認定された2種類の鉱物は、東京大学などの研究者と、愛好家などによるグループが、桐生市梅田町の山中で発見しました。
このうち、おととし発見された「桐生石」は白色から乳白色で、薄い膜または、板状の鉱物です。
また、去年発見された「群馬石」は白色から黄色で、六角形や球状の鉱物です。
2つの鉱物は先月、国際団体の「国際鉱物学連合」から「新種」として承認され、研究成果が学術誌に掲載されました。
桐生市によりますと県内で新種の鉱物が確認されたのは37年ぶりだということで、桐生市は「桐生石」と「群馬石」を市立中央公民館で今月末まで展示しています。
桐生市立中央公民館の渡辺浩司館長は「桐生市で発見された貴重な鉱物で、特別に借り受けたものなので、ぜひ、この機会に多くの人に見てもらいたい」と話していました。