きのこ狩りシーズン 食中毒に注意呼びかけ 群馬県

きのこ狩りのシーズンを迎える中、県内では先月、毒きのこによる食中毒が発生していて、群馬県は食用であることが確実に判断できないものは採ったり食べたりしないよう注意を呼びかけています。

県によりますと、県内で去年までの10年間に発生した毒きのこによる食中毒になった人は25人で、いずれもきのこ狩りシーズンの9月から11月にかけて発生しています。
そして、ことしは先月、太田市で知人から譲り受けた野生きのこを食べた10歳未満から70代以上の男女6人がおう吐や下痢など、食中毒の症状を訴えました。
県は食用であることが確実に判断できないものは採ったり食べたりしないことや、きのこを食べてしびれや吐き気などの食中毒が疑われる症状が出た場合、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
県食品・生活衛生課は「不確かなきのこは採らない、食べない、売らない、人にあげない、もらわないことを徹底してほしい」と話しています。