J2ザスパクサツ群馬 ホーム最終戦で千葉に逆転負け

J2ザスパクサツ群馬  ホーム最終戦で千葉に逆転負け

サッカーJ2、ザスパクサツ群馬は、5日、今シーズンのホーム最終戦でジェフ千葉と対戦し、終盤に逆転されて1対2で敗れました。

ザスパクサツは前節までJ1昇格プレーオフ進出の可能性を残していましたが、ほかのチームの成績によって、5日の試合を前に6位以内に入る可能性がなくなり進出を逃していました。
それでも前橋市の正田スタジアム群馬で行われたホーム最終戦には、9110人の観客が集まりました。
ザスパクサツは前半、パスのミスが目立ち再三、攻め込まれましたが、ゴールキーパーの櫛引政敏選手が好セーブを見せたほか、相手のシュートがゴールポストに当たったことなどでなんとかしのぎ0対0で折り返しました。
後半に入ると徐々に攻撃の形ができはじめ、19分にはコーナーキックからのこぼれ球を中塩大貴選手が左足で蹴り込み1点を先制しました。
ただ、後半も相手にボールを奪われる場面が目立ち、32分には相手の素早い攻撃から同点に追いつかれると、42分にはペナルティーエリア内でハンドの反則をとられてペナルティーキックを与えてしまいました。
そして44分、このキックをジェフに正確に決められてザスパクサツは1対2で敗れました。
ザスパクサツは通算成績が14勝12敗15引き分けとなり勝ち点57の10位です。
今シーズンは残り1試合で、1週間後の12日に大分トリニータとアウェーで対戦します。

ザスパクサツの大槻毅監督は試合後の記者会見で「いい時間帯に1点目を取ることができなかった。失点したシーンも細かいところにもっとこだわりを持って進めていくべきだったが、そう導くことができずに責任を感じている。ジェフは交代した選手を含めてパワーが強かった」と試合を振り返りました。
そのうえでホーム最終戦に9110人が集まったことを受け「少しずつ観客が増えてきていることに感謝している。次の大分戦に勝って来年につなげたい。そして、チームが成長して認知度が上がることで、ザスパクサツの歴史の一部になれればうれしい」と話していました。