群馬県内 レギュラーガソリン平均小売価格 8週ぶり値上がり

県内の今週のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル173.7円と、8週ぶりに値上がりしました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、30日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり先週より1円値上がりして173.7円でした。
ことし9月から政府の補助金がさらに拡充され、先週まで値下がりが続いていましたが、県内では8週ぶりに値上がりに転じました。
このほか、ハイオクは1リットル当たり184.8円で先週より1.1円、軽油は1リットル当たり152.3円で先週より0.6円、それぞれ値上がりしました。
一方、灯油の店頭価格は18リットル当たり2066円で、先週より3円値下がりしました。
政府はことし9月から補助金を拡充し、ガソリンの小売価格を抑えていますが、原油価格の高止まりや円安の進行によって原油の調達コストは上がっていて、補助金への依存が続いています。
経済産業省は2日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から1リットル当たり33.3円の補助金を支給することにしています。
今後の見通しについて、石油情報センターは「中国経済が減速するという懸念から足元の原油価格は下がっている。政府による補助金の影響でガソリンの小売価格は今の水準が続く見込みだ」としています。