「群馬県ふるさと伝統工芸品」展示会 県庁県民ホール

群馬県内の伝統工芸品の魅力を多くの人に知ってもらおうと、27日から県庁で作品の展示会が開かれています。

この展示会は群馬県の伝統工芸の魅力を発信しようと県などが開いたもので、「群馬県ふるさと伝統工芸品」に認められた22種類の工芸品、あわせておよそ100点の作品が出展されています。
このうち、桐生市の荒木千恵子さんの作品は伝統の刺しゅう技術「桐生横振刺しゅう」で作られていて、親子の歌舞伎役者を200色ほどの刺しゅう糸で表現しています。
また、前橋市の伝統のひな人形「前橋びな」や、縁起物として用いられている「高崎まねき猫」など、さまざまな工芸品が展示されています。
このほか、会場には伝統工芸士が制作を実演するコーナーや、およそ1000点の工芸品を販売するコーナーが設けられていて、多くの人が訪れていました。
主催した群馬県地域企業支援課の塚越惇也さんは「伝統工芸品はすぐれた技術があるものの、後継者不足などの課題がある。今回の展示をきっかけに幅広い方に伝統工芸品に興味を持ってもらいたい」と話していました。
この展示会は今月30日まで、県庁1階の県民ホールで開かれています。