“進化系”コンテスト「焼きまんじゅうコロッケ」が最優秀賞

群馬のソウルフード、焼きまんじゅうの新たな魅力を発信しようと、アレンジを加えたいわゆる「進化系」のメニューのコンテストが初めて開催され、高崎市の女性が考案した「焼きまんじゅうコロッケ」が最優秀賞に選ばれました。

このコンテストは、高崎観光協会が運営するカフェが開催し、県内外から応募があった86のメニューの中から、高崎市の主婦、遠藤幸子さん(48)が考案した「焼きまんじゅうコロッケ」が最優秀賞に選ばれました。
この焼きまんじゅうは、チーズを挟んで揚げたもので、甘塩っぱいみそだれとチーズの組み合わせの斬新さなどが評価され、コンテストを主催したカフェで現在、1食480円で一日10食に限って販売されています。
カフェを訪れた70代の女性は「たれの『和』とチーズの『洋』の要素が感じられておいしいです」と話していました。
カフェの店長の普天間昭乃さんは「コンテストでは多くのおもしろいアイデアが寄せられ、驚いた。県内外から訪れる人たちに焼きまんじゅうの魅力を伝えていきたい」と話していました。
焼きまんじゅうコロッケは、今月末まで販売され、カフェでは今後、通常メニューにすることも検討しているということです。

「焼きまんじゅうコロッケ」はどのようにして生まれたのか。
考案者の遠藤さんを訪ね、話を伺いました。
このメニューを考えたのは去年。
長野に住む中学生のめいっ子が遊びに来た際、子どもが好みそうな群馬らしい料理でもてなそうと考えたことがきっかけだったといいます。
作り方はシンプルです。
チーズを挟んだ焼きまんじゅうの生地にパン粉をまとわせ、油で揚げてみそだれをかければ完成です。
この焼きまんじゅうコロッケ。
めいっ子にも好評で、その後は遠藤家の定番メニューになっているということです。
遠藤さんは「簡単に作れるので家庭でも楽しめると思います。焼きまんじゅうはアレンジもしやすくおいしいものだと、全国に広く知られるようになってほしいです」と話していました。