国の史跡 前橋の古墳 伊勢崎市の倉庫跡 追加指定

国が指定する史跡に、前橋市にある遠見山古墳と愛宕山古墳、そして、伊勢崎市の倉庫の跡、「上野国佐位郡正倉跡」の一部が追加されることになりました。

これは、20日開かれた国の文化審議会が、文部科学大臣に答申しました。
このうち前橋市総社町にある遠見山古墳と愛宕山古墳は、5世紀後半から7世紀後半のもので、すでに国の史跡に指定されている近くの3つの古墳を含めて、「総社古墳群」という名称で統合されることになりました。
前橋市教育委員会文化財保護課は「立体的な古墳を実際に目で見て、当時の古墳を作る技術を実感してもらえればうれしい」と話しています。
また、伊勢崎市上植木本町の「上野国佐位郡正倉跡」は、奈良時代と平安時代に税として徴収された稲などを保管するための倉庫の跡で、これまで指定された範囲に加えて300平方メートルあまりが指定されることになりました。
伊勢崎市教育委員会によりますとこの一帯は現在、民家や学校などがあるため、遺跡を実際に目にすることはできないということです。