季節の変わり目「寒暖差疲労」に注意 気温差で体調崩す

季節の変わり目に注意が必要なのが、気温差で自律神経が乱れて体調を崩す「寒暖差疲労」と呼ばれる症状です。
県内では今月に入って、症状を感じて医師の診察を受ける人も出ていて、専門家は、適度な運動をするなどして対策するよう呼びかけています。

気温の変化が大きい季節の変わり目に起きやすいといわれる「寒暖差疲労」。
体温を一定に保つために自律神経が過剰に働いて疲れがたまることで、体の冷えやだるさ、それに肩こりなどにつながります。
前橋市にあるクリニックでは、今月に入って、寒暖差疲労とみられる症状を訴えて来院する患者が、毎日3人以上いるということです。
症状が出やすいのは、気温が前日との間や昼と夜で7度以上の差がある時で、県内では、この1週間のうちの6日で、昼夜の気温差が7度以上あり、なかでも16日は14度以上の開きがありました。
クリニックでは、予防や体質改善のため、適度な運動で発汗して基礎代謝を上げたり、入浴の際にぬるめのお湯に長くつかったりするなどの対策をするよう呼びかけています。
クリニックの本城裕章院長は「リラックスをして、交感神経と副交感神経のバランスを取ることが大切で、もし不調が2週間から1か月続く場合は受診するようにしてほしい」と話しています。