群馬県の最低賃金が5日から40円引き上げられ時給935円に

群馬県内の最低賃金が5日から40円引き上げられ、時給935円となりました。
群馬労働局は、「労働者自身も最低賃金以上の賃金が支払われているか、改めて確認してほしい」と呼びかけています。

最低賃金は企業が労働者に最低限、支払わなければならない賃金のことで、ことし8月、群馬労働局の審議会は、県内の最低賃金を40円引き上げ時給935円とする答申を行いました。
これに基づいて、5日から県内の事業所で働く人は正規か非正規かにかかわらず、935円の最低賃金が適用されます。
40円の引き上げ額は2002年に最低賃金を時給で表すようになってから過去最大です。
一方で、大幅な引き上げは、事業者側には負担となるため、厚生労働省は、賃金の引き上げや設備投資などを行う事業所に交付される「業務改善助成金」の支給条件を緩和するなどして、活用を促し、最低賃金の引き上げを後押しするとしています。
群馬労働局は、「事業者が最低賃金を守ることはもちろん、労働者自身も最低賃金以上の賃金が支払われているかどうか改めて確認してほしい」と呼びかけています。