群馬県内を走る私鉄3社 乗車体験など合同イベント みどり市

利用客の確保が課題となっている群馬県内を走る私鉄3社が、1日みどり市で、機関車の乗車体験などができるイベントを合同で開き、親子連れなどでにぎわいました。

このイベントは沿線の人口減少などの影響で利用客の確保が課題となっている▽わたらせ渓谷鉄道、▽上毛電気鉄道、▽上信電鉄の県内私鉄3社が、1日、沿線の自治体などと開きました。
会場となったみどり市にあるわたらせ渓谷鉄道の大間々駅には、多くの親子連れや鉄道ファンが訪れました。
イベントに参加した人たちは、今も、わたらせ渓谷鉄道でトロッコ列車をけん引しているDE10形と呼ばれるディーゼル機関車の運転室への乗車や、洗車機での洗車作業を体験するなどして楽しんでいました。
埼玉県から訪れていた小学5年生の男の子は「洗車体験が迫力があって楽しかったです。将来は電車の運転士になりたいです」と話していました。
わたらせ渓谷鉄道の品川知一社長は「県内の私鉄3社が地域住民に愛されていることを再認識できた。電車の魅力を知ってもらい、ふだんから利用してもらうきっかけになれば」と話していました。