eスポーツ 認知症予防に活用を 効果紹介する説明会 前橋

テレビゲームを競技として行う「eスポーツ」を高齢者の認知症予防に活用してもらおうと、福祉団体向けに効果などを紹介する説明会が前橋市で開かれました。

29日、県が開いた説明会には、地域の老人クラブの代表などおよそ50人が参加しました。
「eスポーツ」は、状況を素早く判断したり、コントローラーを操作したりする動作が認知症を予防する効果を期待できるといわれていて、説明会では、参加した人たちが、対戦型のパズルゲームなどを実際に体験しました。
県によりますと、こうしたゲームを通じた取り組みは、認知症の予防のほかに、住民どうしの交流の機会を生み出し、孤立を防ぐ効果も見込まれているということです。
参加した70代の男性は「操作には苦戦しましたが、楽しかったです。老人クラブのメンバーは新しいことが好きなので、eスポーツを導入すれば楽しんでくれると思う」と話していました。
県eスポーツ・クリエイティブ推進課の木村雅行さんは「コロナ禍で地域のコミュニティが縮小してしまったので、eスポーツで人と人とのつながりの活性化につなげられたら」と話していました。