群馬 伊香保「温泉防災EXPO」“災害弱者”の防災を考える

伊香保温泉を訪れるいわゆる「災害弱者」の人たちの防災について考えるイベント「温泉防災EXPO」が渋川市で開かれました。

27日、渋川市の体育施設で開かれたイベントには、56の企業や団体が出展し、それぞれのブースで防災グッズや災害に備えた取り組みを紹介しました。
また、会場内では、災害時に特別な配慮が必要な人たちを受け入れる福祉避難所の体験講習会も開かれ、お年寄りや障害のある人などが地震訓練を通じて発災時に必要な行動や支援を学んでいました。
このほか、屋外の駐車場には「地震体験車」も用意され、参加した人たちが、東日本大震災などの時と同じ震度7の揺れを体感していました。
参加した50代の女性は「自分たちができることをふだんから備えておくことが大事だと気づかされました」と話していました。
イベントの実行委員長の塩田忠則さんは「このイベントが災害時にはさまざまな手助けを必要とする人がいるということを考える機会になれば」と話していました。