デジタル人材育成プログラム 知事 拠点は「Gメッセ群馬」に

県が新たに導入する方針であるデジタル人材の育成プログラムについて、山本知事は25日の県議会で、高崎市の「Gメッセ群馬」に拠点となるセンターを置く考えを明らかにしました。

今回の県議会に提出した補正予算案に県は、世界的にも評価が高いアルメニアで開発されたデジタル人材の育成プログラムの導入に向けた費用4000万円を盛り込んでいます。
このプログラムの拠点となるセンターについて、山本知事は25日の県議会の一般質問で、高崎市のGメッセ群馬の会議室を改修して設置する考えを明らかにしました。
県によりますと、このプログラムでは、3Dモデルの組み立て方や、CGの制作などを学習することになっていて、ヨーロッパを中心に世界の10の都市でセンターが設置されていますが、アジアでの設置は、群馬県が初めてだということです。
高崎駅に近い場所にセンターを置くねらいについて山本知事は、県内だけでなく県外からも訪れやすいことをあげました。
そのうえで「プログラムを活用した人材育成機能の充実によって、クリエイターを県内から次々と輩出するとともに、クリエーティブ企業の誘致や集積を行い、デジタルクリエーティブ産業を群馬県の主力産業に育てていきたい」と述べました。