ひょうの農作物被害 2日で5億円超 7月31日と8月1日

ことし7月31日と8月1日に県内で降ったひょうによる農作物の被害額は、合わせて5億円を超えたことが県のまとめでわかりました。

群馬県内では7月31日の夕方から県南部を中心に、また、翌日の8月1日には沼田市でひょうが降りました。
県のまとめによりますと、この2日間の農作物などへの被害は7つの市町村で確認され、被害額は合わせて5億3700万円余りにのぼりました。
このうち、野菜や果物など農作物への被害額は品目別に、なすが最も大きく伊勢崎市や高崎市などで9000万円余り、りんごが沼田市で7600万円余り、ねぎが高崎市や伊勢崎市などで4400万円余り、水稲が玉村町や伊勢崎市などで3100万円余りなどとなっています。
このほか、農業用ハウスなどの農業用施設の被害は350戸あり、合わせて2億800万円余りにのぼったということです。
ひょうの被害は去年から相次いでいて、去年5月と6月には、県東部を中心に農作物などの被害が17億円余り、ことし7月上旬にも前橋市などで7400万円ほどの被害が出ています。
県は、条例を適用するなどして原状回復に向けてかかる費用の助成や補助を行うなど、支援を続けていくということです。