群馬県警 外国籍男性を不法残留疑いで誤認逮捕 釈放し謝罪

群馬県警は、栃木県足利市に住む外国籍の20代の男性を誤って不法残留の疑いで逮捕し、その後、釈放したことを明らかにしました。
在留期間の更新の申請中だったことを見落としていたということで、県警は確認の徹底など再発防止に努めるとしています。

県警によりますと、17日、太田市内で車の単独事故が起き、太田警察署の署員が車を運転していた、栃木県足利市に住む外国籍の20代の男性のパスポートを確認したところ、在留期限が過ぎていたため、出入国在留管理庁に照会したうえで不法残留の疑いで逮捕したということです。
しかし、19日、照会結果を改めて確認したところ、在留期間の更新の申請中だったことを見落としていて、不法残留にはあたらないことがわかったということです。
そのため県警は、男性を19日午後、釈放し、謝罪したということです。
県警によりますと、男性は「ビザが更新される予定なのでオーバーステイではない」と述べ、容疑を否認していたということです。
群馬県警外事課は「照会結果の確認を徹底し、逮捕状の請求時における厳密な検討を行うなど、再発防止に努めていきたい」としています。