山岳遭難者捜索のドローン整備で警察がクラウドファンディング

県内で山岳遭難が過去最多のペースで増える中、警察が、登山の愛好家らに遭難者の捜索などに使うドローンを配備するためのクラウドファンディングへの協力を呼びかけました。

15日、伊勢崎市にある登山用品の販売店では、遭難者の救助にあたる警察官が、店を訪れた登山の愛好家らにクラウドファンディングへの協力を呼びかけました。
県内では、ことしは先月までに過去最多のペースとなる100件近い山岳遭難が発生し、警察は、捜索などに使うドローンを配備するため予算のおよそ7割にあたる資金をクラウドファンディングで募っています。
寄付は、これまでに280万円余り集まり、目標額までおよそ500万円となっていて、来月末まで受け付けているということです。
店を訪れた41歳の男性は「ドローンがあったら安心だと思いました。自分は遭難したら助けてもらう立場なので、寄付したいという気持ちになりました」と話していました。
県警山岳捜索救助隊の平林徹也隊長は「ドローンの活用で迅速な救助につながるだけでなく、捜索隊員の危険も減らすことができるので、引き続き協力を呼びかけていきたい」と話していました。