伊勢崎市 世界遺産登録10年で埼玉の2市と花火大会開催へ

伊勢崎市にある養蚕農家の旧宅「田島弥平旧宅」が世界遺産に登録されて来年で10年になることなどを記念して、伊勢崎市が、隣り合う埼玉県の2つの市と合同で、来年9月、大規模な花火大会を開催することになりました。

江戸時代に建てられた伊勢崎市の「田島弥平旧宅」は、近代の養蚕農家の建物の原型となったとされ、富岡製糸場とともに2014年に世界遺産に登録されました。
伊勢崎市は、来年、その登録から10年になることや、市町村合併から20年になることを記念して、9月に、隣り合う埼玉県の深谷市と本庄市と共に大規模な花火大会を開くということです。
来年は、深谷市出身の実業家、渋沢栄一の肖像をデザインした新しい一万円札が7月をめどに発行されるほか、本庄市ではJR本庄早稲田駅が3月に開業20周年を迎えるという、いずれも記念の年になるため、合同での花火大会の開催に至ったということです。
会場は3つの市を流れる利根川周辺が予定されています。
これに伴い、伊勢崎市の夏の風物詩「いせさき花火大会」の来年の開催は見送るということです。
伊勢崎市は「花火大会をきっかけに、県境を越えて3つの市のつながりを深くして地域活性化につなげていきたい」と話しています。