群馬県 上半期の刑法犯認知件数 前年同期比34%あまり増

群馬県内の刑法犯の認知件数はことし1月から6月までの半年間で6200件余りとなり、前の年の同じ時期と比べ、34%余り増えています。

群馬県警によりますと、ことし1月から6月までの半年間の県内の刑法犯の認知件数は、6237件で、前の年の同じ時期と比べ、1603件、率にしておよそ34.6%増加しました。
このうち、「窃盗犯」が最も多い4565件で、前の年の同じ時期と比べ、およそ38%の増加となっています。
その中でも、「住宅侵入の窃盗」が342件で、50%増加してるほか、「自転車の盗難」が705件で、およそ40%増加しています。
一方で、殺人や強盗などの「凶悪犯」は22件で、およそ20%減っています。
県内の刑法犯の認知件数は2004年をピークに減少が続いていましたが、去年、18年ぶりに増加に転じていて、このままのペースで推移すると、2年連続の増加になります。
また、検挙した事件は2282件で、前の年の同じ時期と比べ、件数としてはおよそ200件増えたものの、検挙率は36.6%でおよそ8.5%減っています。
群馬県警では、県警の防犯メールを登録するなど、さまざまな方法で犯罪の手口や傾向を把握し、日頃から、基本的な防犯対策を徹底するよう呼びかけています。