観光農園でぶどう狩り始まる 沼田
旬の味覚、ぶどうの栽培が盛んな沼田市で、観光農園が今シーズンの営業をスタートし、地元の子どもたちがぶどう狩りを楽しみました。
四方を山に囲まれた盆地の沼田市では、昼と夜の気温差を利用して、37の農園がぶどう栽培を行っています。
各農園ではこの時期からシーズンに入り、29日から営業が始まった沼田市奈良町の農園では、地元の幼稚園児たちが早速ぶどう狩りを楽しみました。
子どもたちは鈴なりに実ったぶどうをハサミを使って丁寧に摘み取ると、うれしそうに顔を房に近づけて甘い香りをかいでいました。
農園によりますと、ことしは夏場の気温が高く雨の量も少ないことから、実の糖度は高く、香りもよく育っているということです。
ぶどう狩りをした園児は「楽しかったです。取ったぶどうは、お兄ちゃんと食べたいです」と話していました。
農園を経営する石田護さんは「今までで1番おいしいぶどうができているので、たくさんの人に味わってもらいたいです」と話していました。
沼田市のぶどう狩りは、10月下旬まで楽しめるということです。