障害のある人たちのアート作品を展示 県庁32階のカフェで
障害のある人たちのアート作品を身近に感じてもらおうと、群馬県庁にあるカフェで、アート作品の展示が行われています。
群馬県庁32階のカフェに展示されているのは、県内で活動している障害のある9人が描いた作品です。
主催したのは、群馬県が、ことし4月、障害のある人たちの芸術活動の支援拠点として設置した「県障害者芸術文化活動支援センター」で、26日から展示を始めました。
このうち金子耕大さんの作品は、横浜市に家族で旅行に行った時に乗った地下鉄を、黄緑で全面を塗ったキャンバスに青のペンで大胆に描いています。
また、林本卓也さんの作品は、薄い色の背景のキャンバスに愛らしい表情のサルを黒一色の書道のようなタッチでシンプルに描いています。
また、提供されるコーヒーのカップの周囲をカバーする「スリーブ」には、作品が描かれた特別なシールが貼られています。
支援センターの小柏桂子センター長は「表現に障害の有無は関係ない。アートとコーヒーを楽しみながら、ゆったりとくつろいでもらいたいです」と話していました。
アート作品のカフェでの展示は来月10日まで行われています。