ロヒンギャの現状 生活の様子を伝える写真展 群馬県 館林

ミャンマーのイスラム教徒の少数派、ロヒンギャの人たちの現状を伝える写真展が、ロヒンギャの人たちが多く暮らす館林市で始まりました。

25日から始まった写真展には、ロヒンギャの人たちを長年取材している写真家の新畑克也さんがミャンマーなどで撮影したおよそ100点が展示されています。
このうち、ミャンマーの難民キャンプで撮影された写真には、粗末なバラックでの暮らしを余儀なくされている人々の姿が写し出されています。
また、隣国のバングラデシュにある難民キャンプの写真には、日本で暮らすロヒンギャの人たちの支援で設立された学校で、多くの子どもたちが勉強している様子が紹介されています。
新畑さんは「いろいろな場所や場面を集めた展示になっていますが、この機会に改めてロヒンギャの人たちやミャンマーの状況について関心を持ってもらえれば」と話していました。
また、在日ビルマロヒンギャ協会のアウン・ティン副会長は「状況を改善するために日本の人たちに引き続き支援をお願いしたい」と話していました。
この写真展は、27日まで開かれています。