災害への備え 群馬県内のFMラジオ局とNTTが協力協定
災害で通信インフラが被害を受けた際に、ラジオを通じて被災状況や復旧の見通しなどの情報を地域の人たちに届けようと、県内のFMラジオ局とNTTが、災害時の協力協定を結びました。
24日、県庁で開かれた締結式には、県内のFM7局でつくる協議会とNTTの関係者が出席し、双方の代表が協定書にサインしました。
協定では、災害時に通信障害が発生しインターネットや電話が使えなくなった際、それぞれのラジオ局が被災状況や復旧の見通しなどの情報を放送することを定めています。
協議会の圓岡孝文会長は「協定を結んだことで改めて災害時に情報を発信するというラジオ局の責任を感じた。7局の横のつながりも強めて、正しくスピーディーな情報を届けていきたい」と話していました。
NTT東日本群馬支店の井原智直支店長は「災害時に情報が途絶えると不安を感じる人が多いと思う。今回の協定によって、いち早く情報を伝えて地域の人たちの安心につなげられれば」と話していました。