保育の人材確保へ こども園に中学・高校生を案内 前橋

保育の現場の人手不足が深刻化する中、中学生や高校生をこども園などに案内し、保育の仕事の魅力を知ってもらうバスツアーが前橋市で開かれました。

このバスツアーは保育現場の将来的な人材の確保につなげようと県が開いたもので、24日は、夏休み中の中学生や高校生など合わせて20人が参加しました。
生徒たちはバスで前橋市内のこども園に移動すると、園の職員に案内してもらいながら教室や職員室を見学し、仕事の内容などについて説明を受けていました。
その後、実際に園児たちと一緒に遊ぶなどして保育の仕事を体験しました。
参加した高校3年生の女子生徒は「自分が幼稚園に通っていたときより設備がきれいになっていて驚きました。子どもたちがとてもかわいかったので、将来、幼稚園の先生になりたいという気持ちがさらに強くなりました」と話していました。
県私学・子育て支援課の三澤朋美さんは「参加者が園児と楽しく交流していてよかったです。保育の魅力を感じてもらい、将来のことを考えるきっかけになれば」と話していました。