群馬県内の山岳遭難件数 上半期では過去最多

群馬県内でことし1月から6月までの半年間に起きた山岳遭難は66件で、6月までの上半期としては統計を取り始めた昭和61年以降で最も多くなっています。

県警によりますと、ことし1月から6月末までの半年間で、県内で起きた山岳遭難は66件で、去年の同じ時期と比べて5件増えています。
6月までの上半期としては統計を取り始めた昭和61年以降で最も多くなりました。
また、遭難者の人数はあわせて75人で、このうち5人が亡くなり、40人がけがをしました。
年代別でみると、70代が19人で最も多く、次いで、60代が15人、50代が12人などと、40代以上の中高年層が全体の8割を占めています。
遭難した場所では、谷川連峰で15人、尾瀬で12人、妙義山で9人などとなっています。
県警では山岳での遭難を防ぐために、体調や天候に合わせて、無理のない計画を立てることや、事前に登山届を提出することなどを呼びかけています。