群馬県 性感染症など6検査 ウェブサイトで予約受け付け開始

性感染症の「梅毒」の患者が急増していることを受けて、県は無料で行っている性感染症などの6つの検査について、より検査を受けやすくするために今月からウェブサイトでの予約の受け付けを新たに開始しています。

「梅毒」は主に性的な接触によって広がる細菌性の感染症で、県内では感染者がことし1月から今月6日までに103人にのぼり、調査開始以降、過去最多だった去年の同じ時期と比べ、およそ1.3倍になっています。
こうした中、県は、県が設置する10か所の保健所で無料・匿名で行っている梅毒やりん病、クラミジアといった性感染症や、HIV=ヒト免疫不全ウイルスなどの6つの検査について、従来の電話に加えて新たにウェブサイトでの予約の受け付けを今月14日から開始しています。
対象者は症状がないものの、感染の不安がある人で、予約や検査のときに名前や居住地を伝える必要はなく、住んでいる地域以外でも検査を受けることが可能です。
ウェブサイトからの予約は県のホームページと県の公式LINEで24時間受け付けています。
17日開かれた定例の記者会見の中で、山本知事は「性感染症の早期発見と感染拡大を防ぐためには検査を受けることが大事だ。少しでも不安がある人は検査を行うとともに、すでに症状がある人は速やかに医療機関を受診してほしい」と話していました。