桐生市が起業や移住の相談窓口オープン 群馬

急速な人口減少が課題となっていることを受けて、桐生市は、市内での起業や移住を検討する人を対象にした相談窓口を、今月、オープンさせました。

この相談窓口は、桐生駅近くのビルの1室に今月1日にオープンし、桐生市から委託を受けたNPO法人のスタッフが常駐して対応に当たっています。
桐生市は、3年前の国勢調査で人口が前回より8190人減少し、減少数が県内の市町村で最も多くなったほか、おととしには国から「過疎地域」に指定されるなど、急速な人口減少が課題となっています。
このため桐生市は市内で起業を考えている人や、移住を希望する人に対する支援を充実させることにして、今回、設置した窓口では空き店舗や住宅、そして、活用できる補助金などの情報を紹介しています。
桐生市はこのほかにも、空き家の情報を掲載するホームページをリニューアルするなど支援体制を整備して市内ににぎわいを取り戻していこうとしています。
桐生市移住定住推進室の馬場秀穂係長は「最近は市内中心部に新たな店を出店する動きもあるので、そうした流れをより大きなものにしていきたい」と話しています。
相談窓口は、年末年始を除き毎日、午前10時から午後5時までオープンしています。