群馬県の最低賃金40円引き上げ答申 過去最大の引き上げ額

群馬県の最低賃金について、9日、群馬労働局の審議会は時給を40円引き上げ、935円とするよう答申しました。
労働局によりますと、引き上げ額は最低賃金が時給で示されるようになった2002年以降、過去最大となっています。

最低賃金は、企業が労働者に最低限、支払わなければならない賃金で、国の審議会が示した今年度の群馬県の引き上げ額の目安は40円となっていました。
そして9日、県内の有識者や労使の代表者などでつくる審議会は県内の最低賃金について、目安のとおりこれまでの時給895円から40円引き上げ、時給935円とするよう群馬労働局に答申しました。
群馬労働局によりますと、最低賃金を引き上げる答申は20年連続で、今回の引き上げ額は2002年に最低賃金を時給で表すようになってから最大だということです。
新たな最低賃金は、群馬労働局で異議を受け付ける手続きを経て、ことし10月から適用される見通しです。