移動式のコンテナ型ホテル 10日のオープン前に見学会 富岡

災害時に避難所として活用できる移動式のコンテナ型ホテルが、富岡市で10日からオープンするのを前に見学会が行われました。

富岡市で10日からオープンするコンテナ型ホテルは37の客室があり、ふだんは仕事や観光で訪れた人向けの宿泊施設として営業します。
客室には、ベッドやユニットバスのほか、冷蔵庫や電子レンジなども完備されています。
富岡市は今月、このコンテナ型ホテルを運営する会社と災害協定を交わし、災害時には、移動させて臨時の避難所や支援のため派遣された人の宿泊施設としても活用することにしています。
10日は、市の職員などを対象にしたホテルの見学会が行われ、参加者は部屋の様子などを確認していました。
コンテナ型ホテルの運営会社の広報、麻生川佳奈さんは「富岡市は観光地が多い場所なので、平時はホテルとして活用し、災害時には避難所などにも活用できる地域に根差したホテルを目指していきたい」と話していました。
こうした災害時にも活用できるコンテナ型ホテルは、県内ではすでに館林市やみどり市などでもオープンしていて、富岡市での開業は県内で5店舗目になります。