群馬県内 ひょう被害相次ぐ 4人けが 窓ガラス割れ屋根に穴

群馬県内で31日、大粒のひょうが降り、4人がけがをしたほか、住宅の窓ガラスが割れるなどの被害も相次いでいて、各自治体が状況の確認を進めています。

群馬県では31日、大気の状態が不安定になって激しい雨とともに大粒のひょうが降り、県によりますと、高崎市や前橋市、それに伊勢崎市で合わせて4人がひょうが頭などに当たって軽いけがをしました。
また、県内では住宅の窓ガラスが割れたり屋根に穴があいたりするなどの被害も相次いでいます。
これまでに自治体に寄せられている住宅への被害は伊勢崎市でおよそ200件、高崎市で80件、前橋市で31件にのぼるということで、各自治体が状況の確認を進めています。
高崎市箕郷町にある77歳の男性の住宅では、降ってきたひょうで車庫や物置の屋根が破損しました。
高崎市では市民から被害の連絡が相次いでいることから、応急措置のためにブルーシートの配布を進めていて、男性は物置にある工具などが雨にぬれないようにシートで覆っていました。
ひょうの被害を受けた男性は「この家に住んで30年ほどになりますが、こんなに大きなひょうが降ったのは初めてです。ブルーシートを市が配布していたので応急処置ができ、助かりました」と話していました。