群馬県知事選挙 現職の山本一太氏が2回目の当選

現職と新人の3人による争いとなった群馬県知事選挙は、無所属の現職で自民党と公明党が推薦した山本一太氏(65)が2回目の当選を果たしました。

群馬県知事選挙の開票結果です。
山本一太、無所属・現。当選。
36万3559票。
石田清人、無所属・新。
7万7198票。
清水澄、無所属・新。
1万8534票。
自民党と公明党が推薦した現職の山本氏が、新人2人を抑えて2回目の当選を果たしました。
山本氏は、群馬県出身の65歳。
JICA=国際協力機構に勤務したあと、平成7年から参議院議員を4期務め、この間、外務副大臣や沖縄・北方担当大臣などを歴任しました。
そして、前回・4年前の群馬県知事選挙で初当選しました。
選挙戦で山本氏は、新型コロナのワクチン接種体制の整備やG7デジタル・技術相会合の誘致といった実績をアピールしたほか、子育て支援や医療体制の強化で「県民の幸福度の向上」を目指すと訴えました。
山本氏は、「守りに徹した4年間から次は攻めの4年間にしていきたい。県民の幸福度を向上させるという原点に改めて戻りながら、群馬県を、経済を活性化し、同時に、誰1人取り残さない多文化共生の社会をつくっていきたい」と抱負を述べました。
群馬県知事選挙の投票率は29.65%と、最も投票率が低かった前々回・8年前の選挙を1.71ポイント下回り、過去最低となりました。