群馬県知事選挙 候補者アンケート 文化スポーツ 農林業振興

23日の群馬県知事選挙を前に、NHKは3人の候補者に今の県政の評価や政策面の訴えなどについてアンケートを行いました。
今回は、文化・スポーツの振興と農林業の振興についてお伝えします。

まず、文化・スポーツの振興についてです。
石田さんは「子どもたちの豊かな成長や県民生活の豊かな発展のためにも文化・スポーツの果たす役割は大きい。舞台芸術や音楽など、廃校となった学校の活用を含め公設練習場の整備など安く使える練習場を確保する」などと回答しました。
清水さんは「文化・スポーツの振興は非効率な『官』ではなく、効率的な『民』が主導すべき課題。『官』の支援は『民』での事業サービスに際しての公平性を担保した施設補助に限定する」などと回答しました。
山本さんは「全国初のパーセントフォーアート条例を制定した。クリエイティブの発信拠点として、アーティストの制作活動や障害者の芸術文化活動を後押しする」などと回答しました。
次に、農林業の振興についてです。
石田さんは「食料自給率も木材の自給率も落ち込んでいる。地球規模での気候変動で世界の食糧危機が現実化し、食料も木材も輸入が止まる事態が発生する状況が年々深刻化している。群馬はもともと農業と林業の県。増え続ける耕作放棄地と減り続ける農業後継者を計画的段階的に改善する」などと回答しました。
清水さんは「農林業の振興について、言語生成AIによる日本語及び日本文化理解の徹底並びに厳格な能力試験制度を前提とする海外人材の積極的な活用を提言する。それには、農林業への就労年齢である海外の中高生年齢からの日本での就労を可能とする法整備が必要」などと回答しました。
山本さんは「県産農畜産物のブランド力を強化するとともに、長期滞在型の観光戦略としてのリトリートでは、食事も地産地消で、群馬の味覚を十分に味わってもらう。また、有機農業は、食料安定供給、カーボンニュートラルの強みがあり、コスト低減や市場の発展性など経営面でも効果的である」などと回答しました。
このほかの結果などアンケートの詳しい内容はNHKのWEBサイトでご覧いただけます。
NHK前橋放送局のホームページから進んで下さい。