群馬県知事選挙 候補者アンケート 多文化共生社会の実現へ

今月23日に投票が行われる群馬県知事選挙を前にNHKは3人の候補者に今の県政の評価や政策面の訴えなどについてアンケートを行いました。
今回は、防災・減災対策と多文化共生社会の実現への取り組みについて届け出順にご紹介します。

まず、防災・減災対策についてです。
石田さんは「気候変動による激甚・頻発化する災害への抜本的対策は急務。大型のダム建設ではなく、流域全体を俯瞰した流域治水対策を加速させる。堤防・ダム・砂防堰堤・下水道・ため池の整備、森林整備・治山対策、ダムの事前放流・堆砂対策、災害リスクも勘案した土地利用規制等を含むまちづくりとの連携などの推進が必要」などと回答しました。
清水さんは「災害対策は県単位ではなく、水害なら利根川水系、火災なら、消防車両の移動時間エリア別、地震なら、市町村と東京の区・市への相互支援関係の構築等、状況に合致させた取り組みが必要」などと回答しました。
山本さんは「2020年から水害対策への重点投資を行っており、取組を継続する。ドローンやAIなどデジタル技術を生かし、日々の点検、長寿命化、社会変化に対応した改修など、インフラ・メンテナンスの産業化を進める」などと回答しました。
次に、多文化共生社会の実現に向けた取り組みについてです。
石田さんは「さまざまな人権侵害に苦しんでいる外国人労働者の生活と権利を向上させることが最優先課題。県庁職員採用の国籍条項は撤廃すべき」などと回答しました。
清水さんは「動植物共生を含めて、多文化共生は平和と繁栄を持続可能とする必須アイテム。日本文化の長所であり同時に短所である多様性を社会で育むことが肝要」などと回答しました。
山本さんは「年齢や性別、国籍、障害の有無等にかかわらず、全ての県民が、自ら思い描く人生を生き、幸福を実感できる自立分散型の社会の実現を目指している」などと回答しました。
このほかの結果などアンケートの詳しい内容はNHKのWEBサイトでご覧いただけます。
NHK前橋放送局のホームページから進んでください。