飲酒運転事故被害遺族が高校で講演 事故撲滅呼びかけ 前橋

高校生たちに交通安全の大切さを学んでもらおうと、飲酒運転のドライバーによる事故に巻き込まれて両親を失った女性が前橋市の高校で講演し、事故の撲滅を呼びかけました。

6日、前橋市の高校で交通安全の大切さを学ぶ授業が開かれ、15年前に飲酒運転のドライバーが起こした事故に巻き込まれて両親を失った小沢樹里さん(42)が講演しました。
この中で小沢さんは、「私たちの家族は一瞬にして当たり前の生活や時間、未来が失われた」と被害者の苦しみを語りました。
その上で、「車は一瞬にして命を奪う凶器になる。みなさんには加害者にも被害者にもなってほしくない」と生徒たちに訴え、事故の撲滅を呼びかけました。
講演を聞いた高校2年生の女子生徒は、「話を聞いて事故は自分にも起こりうることだと実感しました。交通ルールを守って事故を起こさないように気をつけて生活したいです」と話していました。