群馬県 大気不安定で激しい雨のおそれ 土砂災害など十分注意

暖かく湿った空気などの影響で、群馬県内は大気の状態が非常に不安定になり、28日昼過ぎから夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

前橋地方気象台によりますと、県内は暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気の影響も加わるため、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
このため、28日昼過ぎから夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
28日、1時間に降る雨の量は、多いところで南部・北部ともに40ミリと予想されています。
また、29日の朝までの24時間に降る雨の量は、多いところで南部・北部ともに80ミリと予想されています。
雨雲が予想以上に発達した場合や停滞した場合には警報級の大雨となる可能性があります。
気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。
雨が急激に強まると雨水が側溝やマンホールからあふれたり道路が冠水したりするおそれもあります。
線路や道路の下を通る「アンダーパス」など周囲より低い場所では冠水に気づかず車が入り込むおそれもあるため、無理な運転は避けるようにしてください。

藤岡市では午後3時前から上空が厚い雲に覆われて周囲が急激に暗くなりました。
そして、降っていた雨が一気に強まり、道路に打ちつけていました。
この強い雨が降っていたのは、わずか20分ほどでまもなくやみ、その後は、晴れ間がのぞいていました。