妙義山で24日から不明の女性を救助 群馬

24日から妙義山を登山していた50代の女性の行方がわからなくなっていましたが、2日後の26日午前、登山道から離れた山林の斜面で救助されました。
女性は頭や体を強く打ち、重傷だということです。

救助されたのは埼玉県熊谷市の57歳の会社員の女性です。
警察によりますと、25日午前、女性の同僚から「妙義山に登山すると言っていた女性が出勤していない」などと警察に通報がありました。
女性は、24日の午前中、安中市にある妙義山系の登山口から登山を始めたとみられていて、警察や消防が捜索を続けてきました。
そして、26日午前9時半すぎ、登山口からおよそ800メートルの場所にある、登山道から離れた山林の斜面で女性を見つけ、救助したということです。
女性は病院に搬送されましたが、頭や体を強く打ち、重傷だということです。
警察によりますと、県内で去年1年間に発生した山岳遭難の件数は130件で、前の年と比べて15件増加し、統計を取り始めた昭和61年以降で、2番目の多さとなっています。
また、県内ではことしに入り、先月末までに48件の山岳遭難が起きていますが、このうち75パーセントにあたる36件で登山届が提出されていなかったということです。
警察では登山する際は、無理のない計画を立て、ルートや装備を事前に十分確認することや、登山届を提出することなどを呼びかけています。