「医療的ケア児」群馬県の支援センター 今月30日にオープン

病気や障害で人工呼吸器や、たんの吸引などが欠かせない「医療的ケア児」の家族の相談などに応じる県の支援センターが、今月30日に渋川市など県内3か所にオープンすることになりました。

県によりますと、病気や障害で人工呼吸器やたんの吸引などが欠かせない「医療的ケア児」は、去年10月の時点で県内に361人いて、5年間で72人増えています。
その家族の相談などに応じる「医療的ケア児等支援センター」について、県は、県内3か所に今月30日にオープンさせて本格的な業務を始めることになりました。
センターは基幹的な役割を果たす渋川市の「県立小児医療センター」と、高崎市とみどり市のいずれも社会福祉法人の中に設けられます。
愛称は公募の結果、「やっほ」に決まり、県によりますと、群馬の山をイメージしたうえで、声が「こだま」して心が共鳴しあえる場所になることを願いつけられたということです。
相談の電話番号は
▽渋川市のセンターが0279−26−2731、
▽高崎市のセンターが027−361−6155、
▽みどり市のセンターが0277−73−0088で、
受け付け時間は土日祝日や年末年始を除く午前9時から午後4時までです。
山本知事は22日の記者会見で「医療的ケア児などと家族が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように引き続き環境整備に取り組んでいきたい」と述べました。