川場村でキャンプの男性が子グマに襲われけが 群馬

20日、川場村でキャンプをしていた男性がクマに襲われ、けがをしていたことがわかりました。
村では、現場近くにクマを捕獲するためのおりを設置するなどして、対策を強化しています。

川場村などによりますと、20日午前7時半ごろ、川場村川場湯原にあるキャンプ場で、成人の男性がクマに襲われ、けがをしたということです。
当時、男性は1人で訪れていて、テントの中にいたところ、子グマが侵入してきて、右腕をひっかかれたということです。
また、男性のけがは軽かったため、キャンプ場の管理棟で治療を受けたあと、帰宅したということです。
これを受け、川場村では現場付近にクマを捕獲するためのおりを設置したほか、クマの出没に注意を呼びかける看板を立てて、対策を強化しています。
県内では先月も尾瀬国立公園の尾瀬ヶ原で男性がクマにひっかかれ、軽いけがをしていて、ことし、クマによるけが人は2人目となります。
県によりますと、県内では先月84件のクマの目撃情報が寄せられていて、去年の同じ月と比べて22件多いということで県は注意を呼びかけています。