群馬県はドライブスルー県 さまざまな店が導入

群馬県は、県が以前行った調査で4人に1人が「100メートル未満の距離でも車を使う」と答えるほどの車社会で、飲食店をはじめ、さまざまな業種がドライブスルーを取り入れています。

このうち、太田市の創業60年あまりのすし店では、およそ40年前に当時の店主がアメリカで流行しているのを雑誌で知り、ドライブスルーを導入しました。
現在では、店を訪れる人の3分の1がドライブスルーの利用客で、持ち帰り用のいなり寿司や巻き寿司を購入しているということです。
すし店の代表の笛木孝浩さんは「コロナ禍もあってここ数年は利用客がかなり増えていて、車が多い群馬に合っているのだと思う」と話していました。
また、鳥肉料理を提供する前橋市内の店にも持ち帰り用の弁当を販売するドライブスルーがあり、客の6割ほどがサービスを利用しているということです。
客の40代の女性は「天気が悪くてもすぐに窓から受け取れて楽なのでよく利用しています。小さい子どもがいて気を遣わなくて済むのでありがたいです」と話していました。
店の運営会社の草処真吾さんは「群馬は車社会なので新業態として始めたが、予想よりも利用客が多くて驚きました。群馬のソウルフードなので今後も店舗を増やしていきたい」と話していました。
このほか、県内には、メガネの販売店やクリーニング店、それに質店などのドライブスルーの店舗があり、県民のニーズに応えています。