6月に史上初の40度越え 伊勢崎に熱中症対策のミスト装置

去年、国内で観測史上初めて6月に気温が40度を超えた群馬県伊勢崎市で、熱中症対策として、市の中心部の広場に水を霧状に吹きつけるミスト装置が設置されました。

伊勢崎市では、去年6月25日に国内で観測史上初めて6月に40度を超える40.2度を観測し、その4日後にも40度ちょうどに達するなど記録的な暑さとなりました。
市は、熱中症対策として、市の中心部にある伊勢崎駅前の広場にミスト装置を設置し、20日から本格的に運用を始めました。
装置は、バス乗り場があるエリアに200メートル近くにわたって設置され、気温が28度以上になった時などに稼働します。
伊勢崎市の20日の最高気温は29度まで上がり、ミスト装置の下では涼む人の姿も見られました。
市内に住む女子高校生は、「伊勢崎の夏は暑いので、これまでは携帯用の扇風機を持ち歩いて乗り切ってきました。きょうはミストが体にあたってとても涼しいです」と話していました。
伊勢崎市の臂泰雄市長は、「『伊勢崎は暑い街だ』と市民に注意してもらいつつ、交流の場でもある駅前でミストで涼みながら人との交流を楽しんでほしい」と話していました。