「リカちゃん」に託す母校 沼田女子高校の制服 71年の歴史

2年後に控える母校の統合を前に、70年以上の歴史がある制服の思い出を残そうと、沼田女子高校の同窓会が制服を着た「リカちゃん」の販売を始めました。

沼田女子高校はことし創立102年目を迎えた伝統校で、少子化などに伴う生徒数の減少を受けて、2年後に沼田高校と統合されます。
これに伴い、制服が変わる可能性があるとして沼田女子高校の同窓会は、71年前からデザインが変わらなかった今の制服の思い出を残そうと、制服を着た「リカちゃん」の販売を今月から始めました。
「リカちゃん」が着る制服は、校章のついたブレザーやブラウスの襟元に結ぶリボンまで忠実に再現されていて、3500体限定で販売されています。
48年前の昭和50年に卒業した沼田女子高校同窓会会長の松井玲子さんは「記憶に残るような存在としてリカちゃんを作りたいと思いました。中学生の頃から『沼女』の制服は憧れの存在で、実際に着られた時はうれしかったです。リカちゃんを部屋に飾り高校生活を思い出していただければうれしいです」と話していました。
統合後の制服について両校は今月末から生徒や教職員による会議を開き検討を始めるということです。